都市計画の概要
平成25年5月20日更新
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都市計画の理念目的 / 都市計画の手続き / 都市計画区域
整備・開発又は保全の方針 / 市街化区域及び市街化調整区域
地区計画 / 主な都市施設 / 市街地開発事業

都市計画の理念・目的
 
 都市計画法により「都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、もって国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与する」ことを目的として、必要な事項を定めるものです。
 都市計画を策定する場として指定している区域を「都市計画区域」といいます。
 この都市計画区域は,「農林漁業との健全な調和を図りつつ健康で文化的な都市生活及び機能的な都市活動を確保すべきこと、並びに、このためには適正な制限のもとに土地の合理的な活用が図れること」を基本理念とし、「区域区分」・「都市施設」・「市街地開発事業」・「地区計画」・「用途地域」等の各種都市計画を一体的かつ総合的に定めることとしています。
 
「区域区分」 市街化区域と市街化調整区域の区分を指します。これは、無秩序な市街化を防止し、計画的な市街化を図るために定めます。
「市街化区域」 すでに市街地を形成している区域及びおおむね十年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域です。
「市街化調整区域」 市街化を抑制すべき区域です。
「都市施設」 道路、公園、下水道など都市機能を確保するために必要な街づくりの骨格となる施設のうち、都市計画決定されたものを、都市施設といいます。
「市街地開発事業」 新しい市街地の建設または既成市街地の再開発により良好な市街地の形成を図ります。
「地区計画」 建築物の建築形態、公共施設、その他の施設の配置等からみて、一体としてそれぞれの地区にふさわしい態様を備えた良好な環境の街区を整備し、保全するための計画です。
「用途地域」 都市機能の維持増進、住環境の保護などを目的とした土地の合理的利用を図るため、都市計画法に基づき、権利区物の用途、容積率、建ぺい率、及び各種の高さについて制限を行います。なお、用途地域には以下の12種類があります。(※1参照)
 
(※1)[用途地域の詳細]12種類の用地地域
第一種
低層住居専用地域
第二種
低層住居専用地域
第一種
中高層住居専用地域
第二種
中高層住居専用地域
低層住宅の良好な環境を守るための地域です。小規模なお店や事務所を兼ねた住宅や小中学校などが建てられます。 主に低層住宅の良好な環境を守るための地域です。小中学校などのほか、150m2までの一定のお店などが建てられます。 中高層住宅の良好な環境を守るための地域です。病院、大学、500m2までの一定のお店などが建てられます。 主に中高層住宅の良好な環境を守るための地域です。病院、大学などのほか、1,500m2までの一定のお店や事務所など必要な利便施設が建てられます。
第一種
住居地域
第二種
住居地域
準住居地域 近隣商業地域
住居の環境を守るための地域です。3,000m2までの店舗、事務所、ホテルなどは建てられます。 主に住居の環境を守るための地域です。店舗、事務所、ぱちんこ屋、カラオケボックスなどは建てられます。 道路の沿道において、自動車関連施設などの立地と、これと調和した住居の環境を保護するための地域です。 近隣の住民が日用品の買い物をする店舗等の業務の利便を図る地域です。住宅や店舗のほかに小規模の工場も建てられます。
商業地域 準工業地域 工業地域 工業専用地域
銀行、映画館、飲食店、百貨店、事務所などの商業等の業務の利便の増進を図る地域です。住宅や小規模の工場も建てられます。 主に軽工業の工場等の環境悪化のおそれのない工業の業務の利便を図る地域です。危険性、環境悪化が大きい工場のほかは、ほとんど建てられます。 主として工業の業務の利便の増進を図る地域で、どんな工場でも建てられます。住宅やお店は建てられますが、学校、病院、ホテルなどは建てられません。 専ら工業の業務の利便の増進を図る地域です。どんな工場でも建てられますが、住宅やお店、学校、病院、ホテルなどは建てられません。
 
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都市計画決定の手続
 
 都市計画決定には、知事が決定するものと市町村が決定するものがあります。
 都市計画の案を作成する場合、必要があれば公聴会を開催し、住民の意見を反映させています。その案の縦覧が2週間あり、関係市町村の住民及び利害関係者は意見書を提出することができます。これらの意見の調整も含め、町と県の都市計画審議会の議を経て、都市計画を決定します。
 
都市計画区域
 
 都市計画区域は、土地利用の状況、地形等の自然的条件、通勤通学圏等の日常生活圏、主要都市施設の設置状況や将来土地利用計画、人口、交通等を一体的かつ総合的に勘案し、社会的、経済的な結びつきの強い区域を一つの都市計画区域として定めています。
 本町は5市5町1村からなる仙塩広域都市計画区域(89,231ha)に指定され、本町の全域(4,475ha)が都市計画区域になっています。
 
整備・開発又は保全の方針
 
 整備・開発又は保全の方針は、都市を構築する上での長期マスタープランであります。都市計画の目標を定め、土地利用の方向性を明らかにするとともに自然環境の保全や都市基盤施設等の整備の方針を示したものです。
 
市街化区域及び市街化調整区域
 
 無秩序な市街化を防止し、計画的な市街化を図るため、都市計画区域を二つに区分して定めるのが市街化区域と市街化調整区域です。
 
市街化区域
 既に市街化を形成している区域及び、おおむね、10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域で、地域地区、都市施設等を定め積極的に整備、開発を行う区域です。
 
市街化調整区域
市街化を抑制すべき区域で、原則として新たな開発を禁止し、市街地の無秩序な拡大を規制する区域です。
 
地区計画
 
 地区計画とは、そこに住んでいる又は働いている方々によるまちづくりのためにつくられた制度です。日々の生活の中で不便や不安を感じること、つまり密集した建売住宅やアパートが無秩序に建って環境がどんどん悪くなったり、良好な一戸建ての住宅地の中に周囲の景観と調和しない建物や高層マンションが建ってまちの雰囲気が損なわれてしまったり、緑がだんだん減っていき、なんとなくうるおいがなかったり、車のすれちがいが容易にできない道路が多く火事のときに消防車が入れない等々それぞれの地区が抱える様々な問題を解決し、望ましいまちを実現していくための計画が「地区計画」です。
 地区計画は、住民によるまちづくりプランをもとに、それを実践していくために必要な地区独自のルールづくりをします。比較的小さな範囲の身近な地区を一つの単位とするため、みなさんの意向や要望を十分に生かすことができます。
 本町では、昭和60年10月に利府町地区計画等の案の作成手続きに関する条例を定め、現在まで9地区を都市計画決定しています。
 
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主な都市的施設
 
 利府町の主な都市的施設としては、次のようなものがあります。
 
道路
 道路は一般の交通に使用したり、水道、下水道、ガス等の公共公益施設を収容する機能を有し、都市交通施設の中で最も、重要な根幹的施設です。また、防災地域コミュニティに利用されるなど都市における貴重な都市空間を創出しています。とりわけ、都市計画道路は将来のまちづくりの方針に即し、都市構造の骨格を担うものです。
 
都市高速鉄道
JR仙石線
 本町の鉄軌道は、JR東北本線とJR仙石線があり、その内JR仙石線の仙台駅から陸前浜田駅までが都市高速鉄道として都市計画を決定しています。
JR東北本線(利府線)
 JR東北本線の盲腸線である利府線は、かつては東北本線の山線と呼ばれ、利府駅から赤沼を通り松島までつながっていました。つまり県道仙台松島線とほぼ平行して走っていたのです。しかし、開通当初からS字カーブと急勾配という問題や、海線(塩釜市を通る東北本線)の複線化によって主力の座を失ってしまい、昭和37年6月30日、利府〜品井沼間の東北本線が廃止されました。かろうじて残った利府線は、いまや、新興団地等からの乗客が増え、利府の表玄関にふさわしい活況を呈しています。
駐車場
 近年のモータリーゼーションの進展により、路上駐車や駐車待ちの行列が目立つようになりました。このような状況は、交通混雑や交通事故をまねく要因となります。
 また仙台市へ買物に出かける為の駅前の駐車場が必要となっています。
 これらの問題を解決する為、利府駅東駐車場を整備し、道路交通の円滑化や商業活動の促進を図っています。
 
駐輪場
 町民の身近な足として、自転車やバイクはたいへん身軽で便利な乗り物です。しかし、駅前や、空地への放置が目立ち通行者や周辺住民へ迷惑をかけ社会問題化しています。
 自転車やバイクの放置を防止し、都市活動の機能の充実と美しい街並みづくりを進めるため利府駅前自転車等駐輪場を整備しています。
 
駅前広場
 駅前広場は、鉄道とバス、タクシー、自家用車等が有機的に連結する機能を有しています。
 また、駅前広場は本町の表玄関であるとともに、本町の「顔」です。したがって駅前広場には交通処理施設の他、樹木、彫刻等のシンボル的な施設を設置し、うるおいに満ちた都市空間を創出しています。現在、都市計画決定しているのは、利府駅前広場と、浜田駅前広場の2か所です。
 
公園緑地
 公園、緑地は私たちにとって、やすらぎやうるおいを与えてくれます。都市生活においても安心で安全な暮らしを守ってくれるのも公園や緑地です。また、都市の貴重な公共空地として自然的空間を形成し、土や木も都市環境の改善に様々な効果をもたらしてくれます。
 本町の公園、緑地体系の配置方針は、豊かな自然環境と都市機能が調和した健康と気のあうまちづくりを目指したものです。
 具体的には、本町の東西南北と中央にそれぞれ拠点的な公園、緑地を配置しています。東側には、県立自然公園松島、番ヶ森公園を位置付け、西側には、県民の森、県立総合運動公園、南側には加瀬沼公園と周辺の農地ゾーン、北側には、名古曽周辺の水源涵養保安林等を配置し、本町の中央部には、十符の里パーク、館山公園、惣ノ関ダム等を位置付けています。
 
上水道
 利府町の水道は、明治12年頃に森郷太子堂の円福寺周辺の湧水から竹管をつなぎ、町内へ導き、大桶を据えつけ、それに水を溜め各家庭で水汲みができるようにしたのが始まりです。明治45年に町中心部の地区を簡易水道として整備を始め、仙台市や塩釜市から分水を受け昭和52年に町全域に水道管が布設されました。その後新幹線の車両基地の建設や大規模住宅団地造成に併せ昭和54年に上水道の事業認可を得て、新しい浄水場や配水池等を整備し、安定供給を図ってまいりました。しかし、急激な人口増加が見込まれたことから、平成4年より仙南・仙塩広域水道より受水を受けています。今後は、より安全で安定した水を供給できるよう給水能力の向上を目指します。
 
下水道
 下水道は、汚れた水をきれいにして川や海・湖に放流しますので、きれいな自然環境を守り、衛生的な美しいまちをつくります。
 本町の下水道は昭和48年に仙塩流域下水道事業がスタートし、昭和50年に町の公共下水道整備事業で神谷沢地区を整備したのが始まりです。
 
ごみ焼却場
 近年、消費生活の向上や利便性の重視等から、ゴミの種類が多種多様となっており、排出量も年々増加傾向にあります。このため、ゴミを衛生的かつ効率的に処理する必要があります。本町では、ゴミ焼却場を1か所計画決定しています。
 
教育施設
 大規模な住宅団地の開発により都市が拡大し、児童、生徒数が急増したため、新規の小中学校の整備を適宜に進めてきました。
 昭和40年代までは利府小学校と利府中学校の二校でしたが、平成7年4月に青山小学校、平成11年4月には菅谷台小学校、更に平成12年4月には利府西中学校が開校し、現在では小学校の数が6校、中学校3校となり教育環境がより充実しました。
 
文化施設
 都市化の進展とともに、魅力的な文化施設を希求するようになりました。本町には古より伝えられた有名な民話や歌枕等がたくさんあります。また、縄文時代の古墳や、奈良、平安時代に創建されたお寺や神社等が今も数多く残っています。このような薫り高き伝統と文化を後世に伝え、新しき文化を創造できるようなまちづくりを進めています。
 
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市街地開発事業
 
土地区画整理事業
 土地区画整理事業は、街づくりを進めていく上で土地の有効利用を図り、道路や公園等の公共施設の整備改善を進め、良好な市街地を形成するための最も合理的な手法のひとつとされています。
 道路、公園,下水道等の公共施設の整備改善や宅地利用の増進を図るため、事業費を生み出すために必要な土地を地権者が公平に提供する「減歩」という方法がとられ、「換地」により公共施設の整備と宅地の区画・形成を整える事業です。
 事業の施行方法としては、個人・共同施行、組合施行、公共団体施行、公団施行等があります。
「減歩」とは・・・ 土地所有者等から土地の一部を提供してもらい、これを新たに整備する道路、公園等の用地として基盤整備を行います。あるいは、土地の一部を売却し事業費に充てることもあります。
「換地」とは・・・ 前記の減歩により土地の形状、面積、位置等が変化します。この従前の宅地に変わるべきものとして交付された宅地を換地といいます。この場合、照応の原則により、従前の宅地と換地先の条件が位置、利用状況等においてできるだけ同じになるようにします。
 
○土地区画整理事業には次のような効果があります。
道路や水路が新設され、どの宅地も道路に面することになり、宅地としての利用がしやすくなります。また,街全体としても非常に便利になります。
住宅地や商業地区等、街並み形成の目標に沿った造成をすることができます。
道路が整備されることにより、上下水道等を敷設する基盤ができます。
公園が計画的に配置されるため、子どもたちの安全な遊び場を確保することができます。
 
◆無計画なまちづくりは、こんな結果を招きます◆
現状
将来
虫くい的に家が建ち始めます。    入り組んだ道路に家がバラバラと建ち並び、密集します。
 
◆土地区画整理では◆
現状
将来
道路が狭く危険で、公園や下水道もありません。    計画的なまちづくりが行われ,安全で快適な生活ができます。

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