利府町

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平成30年度 施政方針

 
【国の情勢】
 
 昨年12月に閣議決定されました、平成30年度予算案の内訳をみますと、高齢化に伴う社会保障費の伸びに歯止めがかからず、6年連続で過去最大を更新し、安倍内閣の重点政策となる「人づくり改革」や「生産性革命」などへの配分が優先されており、保育の受け皿や地域の中核企業への集中的支援などが進められるものと思われます。
 こうした国の情勢も踏まえながら、利府町総合計画のメインテーマ「ひと・こころ・まち しあわせ共創のステージ」を継承し、さらに、「暮らしも心もゆたかになる町、利府町」を実現するために、3つの重点項目を掲げました。
 

 
【「暮らし」をゆたかに】
 
 1つ目は、本町における「暮らし」をゆたかにしていきたいと考えています。利府町は、宮城県総合運動公園をはじめ、県民の森、加瀬沼公園などの自然豊かな公園を有し、また、仙塩利府病院、宮城利府掖済会病院などの総合病院をはじめとした医療機関、さらには、イオンモール利府などの大規模な商業施設など、「暮らし」に密着したインフラが充実しています。
 こうした、町民の皆さまの「暮らし」に寄り添った良好な住環境についてはしっかりと継承しつつ、将来にわたって持続可能な発展を遂げるため、今後さらに「暮らし」の豊かさを充実させていくことが重要であると認識しています。
 具体的な施策としては、協働のまちづくりのさらなる推進に向け、町民の皆さまと町政が直接対話を行う「(仮称)利府町民会議」を定期的に開催したいと考えています。町民の皆さまの生の声を聴き、様々なアイデアを伺いながら、相互に理解を深め、町民の皆さまとともに、協働によるまちづくりに取り組むことにより、さらなる住民福祉の向上につなげてまいります。

【新たに整備した新中道橋】
 また、今後、東京オリンピックの開催や東北最大級のイオンモールのオープンに伴い、新たな賑わいの創出が期待される中、「公共交通の利便性の向上」が重要課題のひとつです。県や各省庁と連携し、利府街道の渋滞緩和を図れるよう、新たな道路整備について積極的に検討するほか、高齢者や障がい者にも配慮した交通対策など、本町の地域特性に沿った持続的な公共交通体系の構築を検討してまいります。
 

 
【「教育・文化」をゆたかに】
 

【十符っ子ブラザーシップ全体会の様子】
 2つ目は、本町における「教育・文化」、特に、町の未来を担う子どもたちの「教育・文化」をゆたかにしていきたいと考えています。利府町は、これまで、子育て支援を重点施策と位置づけ、独自のサービスを先行的に実施しながら、子育てしやすい環境の整備に取り組んできました。
 全国で、少子高齢化と人口減少に拍車がかかる中で、子育て世代を中心に人口増加の傾向を辿ってきたことは、これまでの子育て政策が功を奏した大きな成果であると認識しています。今後も、これまでの子育て支援を継承しながら、子どもたちの「教育・文化」の豊かさをさらに充実させていきたいと考えています。具体的な施策としては、これまで取り組んできた小中学校入学時の運動着支給や保育料の第3子以降無料化等の継続はもちろんのこと、子育て世帯の経済的負担のさらなる軽減を図るため、国の政策と連動し小学校給食費の無料化の実現を目指すほか、「食育」にも積極的に取り組むことにより、子どもたちの健やかな成長と町民の皆さまの健康づくりをサポートしたいと考えています。
 また、「志教育」として取り組んでいる「十符っ子ブラザーシップ」など本町独自の教育についてもしっかりと継承しつつ、新たな学習指導要領に適切に対応し、子どもたちの学力向上に向けた新たな取組を進めるとともに、正解なき国際社会に最善の答えを自らの力で考え、導き出す「グローバル教育」の充実を図ってまいります。併せて、子どもたちの議会傍聴などを通じて、地域に誇りを持ち、地域で活躍する人材を育成する「地域教育」にも取り組んでいきたいと考えています。
 さらに、本町の生涯学習や芸術・文化など町民の心の豊かさを向上させるために、文化複合施設の整備がとても重要な役割を果たすものと考えています。子どもたちの笑顔、町民の皆さまの笑顔がたくさん集まる憩いの場、ひいては、町への誇りを育むシンボル施設となるよう、あらゆる補助金の可能性を探りながら、財政負担を抑えられるよう整備を推進してまいります。  
   

 
【「経済」をゆたかに】
 
 3つ目は、本町における「経済」をゆたかにしていきたいと考えています。利府町は、現在、立地的優位性を生かし、近隣からの町内商業施設への誘客が図られ、さらに、「表松島」、「グランディ・21」、「新幹線車両基地」などの観光資源を生かし、県外からの誘客による経済効果も創出されています。しかしながら、特産品である梨の栽培や、浜田・須賀漁港でのカキやワカメ等の漁業については、担い手不足などの課題があるほか、市街化調整区域や特別名勝松島などの法規制による東部地区と西部地区の格差についても、課題のひとつであると認識しています。
 こうした課題についても、しっかりと受け止め、今後、さらなる地域経済の好循環を創出していくために、本町の「経済」の豊かさを充実させていきたいと考えています。具体的な施策としては、企業誘致活動をトップセールスによって、スピード感を持って取り組んでいきたいと考えています。特に、宿泊施設の誘致については、地域内の経済循環の創出が期待できるほか、交通渋滞の緩和策にもつながることから、積極的に推進してまいります。

【利府町の冬の味覚「カキ」】
 また、東京オリンピック開催や東北最大級のイオンモールの開業により、本町の顔となるJR利府駅前の活性化が重要となることから、コミュニティセンターの有効活用も検討するとともに、「利府町まち・ひと・しごと創造ステーションtsumiki」における起業支援なども継承しながら、本町の地域特性にあったベンチャー支援にも取り組んでいきたいと考えています。 さらには、梨やカキ、ワカメをはじめとした本町の特産品の販路拡大や6次産業化などもしっかりとサポートするとともに、地域開発の弊害となっている法規制の緩和についても積極的に国や県に働きかけながら、本町の地域資源を最大限に生かした観光開発やシティセールスに取り組み、町内経済の均衡ある発展を目指していきたいと考えています。 
   

 
 これらの施策の推進にあたっては、幾多の困難に直面することもあると思いますが、それを打開するには町民の皆さまの温かいご支援、ご協力が不可欠であると考えています。本町の輝かしい未来に向けて、これまでの50年を継承し、そして、これからの新たな50年の基盤をしっかりと築いていけるよう、全力を尽くして取り組んでまいりますので、これまで以上のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 
 
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