1歳未満の乳児に「はちみつ」を与えないでください

更新日:2020年03月25日

 平成29年2月、東京都内において、「はちみつ」の摂取が原因と推定される乳児ボツリヌス症による死亡事例がありました。
 乳児ボツリヌス症は1歳未満の乳児に特有の疾病です。
 乳児ボツリヌス症の予防のため、1歳未満の乳児に「はちみつ」を与えるのは避けましょう。

ボツリヌス菌について

 ボツリヌス菌は土壌、河川、海洋に広く存在しており、ボツリヌス菌芽胞が低酸素状態に置かれたとき、菌の発芽・増殖がおこり毒素が生産されます。
 毒素型による分類では、A~Fの7種類が知られており、ヒトの中毒はA、B、E型の毒素によるものが多いです。

乳児ボツリヌス症とは

 生後1歳未満の乳児に見られるボツリヌス症です。芽胞を摂取することによって、乳児の腸管内でボツリヌス菌の発芽・増殖がおこり、ボツリヌス症を引き起こします。乳児の腸内細菌叢が成人とは異なるために起こると考えられています。
 症状としては、便秘傾向にはじまり、全身の筋力低下をきたします。鳴き声や母乳等を吸う力が弱まる等の症状が認められます。

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