鳥獣害対策用の電気柵における安全確保について
設置者の皆さまへ
平成27年7月19日、静岡県で鳥獣害防止のために設置された電気柵で感電死する事故が発生しました。
電気柵は、インターネット等でも容易に入手することが可能ですが、設置については、感電防止のための適切な措置を講じることが法律で定められています。
適切な方法で設置しないと人に対して重大な危害を及ぼす恐れがあります。
下記の注意事項を守っていただくことで感電は防止できますので、感電防止に向け適切な対応をお願いします。
既に設置されている方についても、正しく設置されているかどうか改めてご確認をお願いします。
注意事項
- 電気柵を設置した場所には、人が見やすいように適当な間隔で危険である旨の表示をすること。
例として…「危険!」「さわるな!」「電気柵使用中!」など - 感電により人に危険を及ぼす恐れのないよう、出力が制限された電気柵用電源装置であって、次のいずれかから電気の供給を受けるもの
- 電気用品安全法の適用を受ける直流電源装置
- 蓄電池、太陽電池その他これらに類する直流電源
- 電気柵用電源装置(直流電源装置を介して電気の供給を受けるものにあっては、直流電源装置)が、使用電圧30ボルト以上の電源から電気の供給を受けるものである場合において、人が容易に立ち入る場所に電気柵を設置するときは、当該電気柵に電気を供給する電路には次に適合する漏電遮断器を設置すること。
- 電流動作型のものであること。
- 定格感度電流が15ミリアンペア以下、動作時間が0.1秒以下のものであること。
- 電気柵に電気を供給する電路には、容易に開閉できる箇所に専用の開閉器を設置すること。
町民の皆さまへ
適切な安全対策を講じてある電気柵については、重大な事故につながる可能性はありませんが、電気柵に接触すると電気ショックを感じることがあります。電気柵には近づかないようご注意ください。
利府町鳥獣被害防止施設購入事業補助金交付要綱を制定しました
町では、主にイノシシ等の鳥獣による農産物への被害を防止し、耕作者の持続的な経営の安定を図るため、鳥獣被害防止施設の購入に要する経費について助成する補助金制度を制定しました。
補助金の額は、「100,000円」と「交付対象経費に2分の1を乗じて得た額」とを比較して、いずれか低い額を助成します。
補助対象外の経費もありますので、詳しくは経済産業部農林水産課までお問い合わせください。
更新日:2021年05月12日