化学物質過敏症についてご理解とご協力のお願い

更新日:2022年01月04日

化学物質過敏症とは

化学物質過敏症とは、洗剤、柔軟剤、除草剤など家庭用品や化粧品などに含まれる、様々な種類のきわめて微量の化学物質に過敏に反応することにより、頭痛・めまい・疲労感・思考力の低下等、様々な症状があらわれる病気です。
発症等のメカニズムについては、まだ解明されていない部分があります。個人差はありますが、一度ある程度の量の化学物質にさらされると、それ以降は、ほんのわずかな量の物質にも過敏に反応するようになり、重症になると社会活動に支障をきたします。
日常生活の中には様々な化学物質があるため、誰にでもこの病気になる可能性があります。
 

症状の例

頭痛、吐き気、めまい、動機、呼吸困難、粘膜刺激症状(目やのどの痛み)、便秘、全身倦怠感、皮膚の紅斑、かゆみ、異常発汗、不眠、不安感、思考力低下など

原因

原因となるもの
家の中

柔軟剤、香水、たばこ、洗剤、漂白剤、芳香剤、食品、食品添加物、残留農薬、カビ、ダニ、ちり、防虫剤、建材、接着剤、ホルマリン、塗料など

屋外 ディーゼル粉塵、排気ガス、大気汚染物質、農薬、殺虫剤、除草剤、シロアリ駆除剤、花粉、動物の毛など

※柔軟剤、芳香剤などの強い香りによって、様々な症状が出ることがあり、「香害」と呼ばれることもあります。

対処方法

症状を誘発しないためには可能性のある化学物質に近づかないこと、早期に離れること、原因物質となる香料などの使用を控えることが有効とされています。

私たち一人ひとりにできること

化学物質過敏症は、周囲の方々の理解が必要な病気です。身近に化学物質過敏症の方がいらっしゃるかもしれません。公共の場など多くの人が集まるところでは、化学物質過敏症を誘発するような香料の使用を控えるなどの配慮をお願いいたします。

関連リンク

厚生労働省「化学物質の安全対策サイト」
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/seikatu/kagaku/

 

宮城県「化学物質過敏症について」
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/situkan/multiple-chemical-sensitivity.html

 

NPO化学物質過敏症支援センター
https://cssc4188cs.org

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉部 健康推進課 健康総務係

〒981-0133
宮城県宮城郡利府町青葉台一丁目32番地

電話番号:022-356-1334 ファックス番号:022-356-1303
お問い合わせフォームはこちら