女性の健康づくり
「女性の健康週間(3月1日から3月8日)」
厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康に関する知識の向上や健康課題の改善などを目的として、国・地方公共団体・関係機関などがさまざまな取組を実施しています。
令和5年度のテーマは『骨活のすすめ』『自分のからだと向き合う、適正体重の大切さ』です。
この機会に女性の健康について考えてみましょう。
【更年期障害】
日本人の閉経(1年間月経がない状態)平均年齢は、50.5歳ですが、これを挟んだ前後10年間を更年期(周閉経期)と呼びます。症状の程度には個人差がありますが、早い人は40代に入ってすぐ症状を自覚することもあります。加齢とともに卵巣から分泌されるエストロゲン量が低下しますが、同時に身体の機能低下と社会環境の変化も起きることが多く、身体的、精神的症状が現れるのが『更年期障害』です。
【更年期障害の代表的な症状】
・血管運動症状(ほてり、のぼせ、発汗、冷えなど)
・精神症状(イライラ、不安、不眠、抑うつ、無気力)
・関節などの症状(腰痛、関節痛、肩こり)
・めまい
・耳鳴り
・頭痛
・動悸
・息切れ
・疲労感
・皮膚症状(乾燥、かゆみ、湿疹など)
【更年期障害は治療も有効】
生理不順になってきていて、前述のような症状を訴える場合は、更年期障害と推測できますが、実はほかの病気を見逃していた、ということも考えられます。
糖尿病(内科)、甲状腺機能低下症(内科)、メニエール病(耳鼻科)、手指関連疾患(整形外科)など、50歳近辺で頻度が多くなる疾患もありますので、更年期障害を疑う場合にはセルフチェックをしてみましょう。
参考:ヘルスケアラボ 女性の健康推進室
更新日:2024年03月01日