更年期障害について
更年期障害とは
男女ともに40歳を過ぎた頃からみられる、自律神経失調症に似た症候群のことです。性ホルモン分泌量の低下が原因といわれていて、様々な体調不良や情緒不安定といった症状が現れます。
女性の更年期障害
女性の更年期障害の症状は、閉経前後に女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少することが主な原因ですが、心的ストレスや性格的なものも影響します。女性ホルモンの低下は、すべての女性に起こりますが、症状は人それぞれで、あまり症状を感じない場合もあれば、日常生活に支障をきたす場合もあります。
主な症状
・疲れやすい
・肩こり、腰痛、手足の痛みがある
・のぼせ、ほてり、発汗など
・腰や手足が冷えやすい
・怒りやすく、イライラする、気分が落ち込む
・寝つきが悪い、眠りが浅い
・頭痛、めまい
・息切れ、動悸がする
・皮膚症状(乾燥、かゆみ、湿疹など)
女性の健康推進室 ヘルスケアラボ「更年期障害とは?」(外部リンク)
男性の更年期障害
男性の更年期障害は、男性ホルモンのテストステロンの低下が原因といわれていますが、ストレスや睡眠不足などの影響も強く受けます。男性ホルモン(テストステロン)は、女性の場合と異なり、加齢とともに緩やかに減少するため、40歳以降どの年代でも起こる可能性があります。
主な症状
・疲れやすい
・筋力の低下
・イライラする、うつ症状
・集中力、記憶力の低下
・不眠など
・意欲の低下
・男性機能の低下
日本内分泌学会「男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、LOH症候群)」(外部リンク)
受診するタイミング
もしかして更年期かも?と思った時が受診するタイミングです。原因がはっきりしない「不調」が続いている場合は、もしかしたら更年期のトラブルが起きているかもしれません。我慢しないで、気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
更新日:2024年08月06日