利府町自殺対策計画を策定しました

更新日:2022年02月01日

 自殺対策計画は、「生きることの包括的な支援」として、地域全体で自殺対策に取り組み、「誰も自殺に追い込まれることのない“いのち支え合う”利府町」の実現を目指し、本町の状況に応じた自殺対策を進めるための方向性や目標を定めるための計画として策定しました。

基本理念 誰も自殺に追い込まれることのない“いのち支え合う”利府町をめざして

 自殺対策は家庭や学校、職域など社会の全般に関係しており、総合的な対策を進めるためには、他分野の関係機関の連携のもと効果的な取り組みが必要となります。5つの基本施策と4つの重点項目を設定し、全庁的連携のもと、関係機関・団体との連携を図りながら官民一体となった自殺対策の推進を図ります。

計画の位置づけ

 この計画は、国の「自殺対策基本法」の基本理念や「自殺総合対策大綱」の基本認識や方針、宮城県の「宮城県自死対策計画」の内容を踏まえた、自殺対策計画として位置づけています。
 計画期間は、2019(平成31)年度から2026(令和8年)度までの8か年とします。

「自殺対策基本法」「自殺総合対策大綱」「宮城県自死対策計画」計画の位置づけ

5つの基本施策

  1. 地域におけるネットワークの強化
     自殺対策に係る相談支援機関等の連携を図り、ネットワークの強化を進めます。
  2. 自殺対策を支える人材の育成
     自殺の危険を示すサインに気づき、話を聴いて、見守りながら必要な相談・支援先につなぐ役割を担う人材(こころのサポーター)の養成や相談員の資質の向上を図ります。
  3. 町民への啓発と周知
     こころの健康に関する相談窓口の周知活動を徹底し、早い段階で専門機関につなげていく体制を整えます。
  4. 生きることの促進要因への支援
     生活上の困りごとを関係者連携で解決を図る支援、孤立を防ぐための居場所づくり、うつ病等へのスクリーニング事業などを進めていきます
  5. 児童生徒のSOSの出し方に関する教育
     児童生徒がつらい時や苦しい時には助けを求めてもよいということを学ぶ教育を行うことにより、直面する問題に対処する力やライフスキルを身に付けることができるよう取り組みます。

4つの重点項目

  1. 高齢者への支援と対策
     高齢者の孤立・孤独を防ぐための居場所づくり、社会参加の強化といった生きることの包括的支援としての施策の推進を図ります。
  2. 生活困窮者への支援と対策
     生活困窮者自立支援法による自立相談支援事業と連動させて効果的な対策を進めます。
  3. 働き盛り世代への支援と対策
     職域や事業所と連携を図り、小規模事業所に勤務する従業員や管理監督者に対するメンタルヘルスの取組について、地域保健として支援を推進します。
  4. 子ども・若者への支援と対策
     様々な背景や価値観に対応した支援、働きかけを行うとともに、信頼できる大人や相談機関に早めに助けの声をあげられるよう、具体的な支援を進めます。

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉部 健康推進課 健康総務係

〒981-0133
宮城県宮城郡利府町青葉台一丁目32番地

電話番号:022-356-1334 ファックス番号:022-356-1303
お問い合わせフォームはこちら