十符の菅薦

更新日:2023年06月16日

利府町では「十符の里」というシンボルネームを使っています。

この「十符」という言葉は「十符の菅薦(とふのすがこも)」が由来であると言われています。

※諸説あり

十符の菅薦とは・・・

はるか昔から現在の利府町周辺で作られ、都に献上されたとされる敷物のことです。

 

編み目が10筋あったことから「十符の菅薦」と呼ばれ、平安時代から和歌にも登場するようになりました。

 

明治時代以降、作成方法は一度失われてしまいましたが、現在、町では利府町芸術文化協会さんに協力を依頼して、この「十符の菅薦」を復元制作しています。

菅薦を作るには・・・

菅薦の材料は菅草(スゲクサ)という草です。成長すると2mにもなる草で、昔は現在の菅谷付近に良質な菅草が多く自生していたとされていますが、現在では宅地化が進んでいてまとまった群生地は少なくなっています。

復元制作のための菅草は、利府町春日に自生している菅草を使っています。

 

令和5年度の復元制作事業については以下の日程で実施しています。

どなたでも、申込み不要で参加できます。是非お越しください。

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 生涯学習課 文化振興・リフノス係

〒981-0112
宮城県宮城郡利府町利府字新並松4番地

電話番号:022-767-2197 ファックス番号:022-767-2108
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